2007年10月23日火曜日

ALCS Game 6 at Boston (10月20日) 

ア・リーグ優勝決定第6戦の目玉は,攻撃では,JD Drewの満塁ホームラン,新人Ellsburyの貢献,守りでは,先発投手シリングが,第2戦で見られた投壊に至らず,散発的な2失点で7回まで持ち堪え,救援の2投手も無失点に押さえたことになるだろう.シーズン中のDrewの不甲斐無い打撃貢献にウンザリしていたRSN(Red Sox Nation)住人にとって,高額複数年契約に見合った働きがプレイ・オフで漸く見られるようになって一安心に違いない.地元の野球報道を追っていると,第二戦でしくじったシリング,打撃長期低迷中のJD Drewに対して,come through(期待に添う)ではなく,宗教的な意味合いも兼ねたredeem(贖う)やredemption(贖い)という言葉が頻繁に使われていた.やはり,RSN住人にとってRSファンであることは信心と同じということか.当夜の勝利で松坂先発登板予定の第7戦が現実となったため,当然地元のメディアが,「Dice-Kは果たして第7戦でredeem出来るか」とあれこれ論じていたのは言うまでも無い.地元日刊紙ボストン・グローブのサイトでのRS掲示板を眺めていると,Dice-Kに全く期待しないもの,最低5回は持って欲しいが(期待)果たして持つか(醒めた予測)とが交錯していた.

註:以前NESN等で放映されていた或るRS歴史番組によると,往年の年季の入ったRSN住人は,表面的・俄か的な意味合いをもつ''fan"と呼ばれることを嫌い,腰の入った趣の"friend"という語を使っていたとか.

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