2007年12月16日日曜日

NESN制作 Champions Again: The Story of the 2007 Boston Red Sox

RS2007シーズン回顧DVDとして数週間前よりNESN等で宣伝されていて,RSNの市民への贈答品として最高云々いうのが営業上の謳い文句だった筈.クリスマス商戦での販促狙いの為か,今夜敢えて本篇を放送することを知り,早速録画.DVDには各種のオマケ映像が収録されているという触れ込みだったが,本篇だけ(1時間20分程度)で十分と思う.

内容は,昨シーズンの終わりから松坂獲得,春季トレーニング,2007年シーズン,リーグ選手権,WS,そして優勝パレードを時系列順まとめたもの.RS選手,フロント,地元メディア+ロッキーズの選手2名が挿入インタヴューに登場,但し,松坂・岡島への直接インタヴューは無し.WSに優勝したので,期待に添えなかった選手への焦点は,4月絶不調のペドロイアのみで,ルーゴの打撃不振はカット,ドリューについてはプレイオフでの贖いプレイの枕詞として打撃不振が述べられた程度.2007年のシーズンは,後半は駄目だったが,前半でロケット・スタートに貢献した選手,シーズン中は今一つ以上だったが,プレイオフで其の分を贖った者という具合に,殆どの選手が何処かで帳尻を合せる働きをしていたので,制作者もストーリーの構成がし易かった(各選手の映像を満遍なく登場させることが出来た=各選手に其々見せ場があった)に違いない.

ニュー・イングランドの冬 其の二

中日二日で今日もそれなりの降雪.野外駐車の為,車周りの雪掻きは自己責任.木曜日の雪と違い,今日の雪はその後,霙・雨となった為,木曜日とは違い,今日の雪掻きはそれなりの力仕事.水気の多い雪の場合,翌朝の最低気温が零下になると氷結し,翌日の雪掻きはますます困難になるので,サボらず今日中に済ませた.昨シーズンは暖冬で,これといった雪掻きの思い出はなく,確か年明け後にそれなりの降雪が一度あっただけのはず.

それにしても,自家用車周りや通り周りの雪掻き状態を見ると,車の所有者・運転者,コンドー・アパートの管理業者・一軒屋の所有者の性格が反映していて興味深い.独身者が共同で借りている一軒屋の前は,ゴミ出しにしろ,雪掻きにしろ,いい加減なところが多い.持ち家の一軒屋の場合,ごく最近1st-time home ownerになり引っ越してきたばかりという趣のところは,雪掻き,落ち葉拾いが今一つ以上の状態がありがち.通勤・買物等で,door-to-doorで車を転がしている場合は別として,Tその他の利用で徒歩が日常生活上不可欠のところでは,歩道の雪掻き不十分で危険で部分的に歩けないとなると,雪掻きが済んでいる車道に出て歩く羽目になる.降雪量が少なければ,車道脇に掻き集められた雪の壁が低くて,通り・交差点での横切りは問題ない.しかし,それなりの降雪の場合,当該雪の壁が高くなり,簡単に跨げない,あえて踏み越えようとすると,足だけでなく膝辺りまでが雪の壁にのめり込み,ブーツ等にズボンの裾を折り込んでいない場合,靴下・靴の中に雪が入ってしまう.比較的人通りの多い通りの場合,大抵誰かが既に雪の壁を踏み越えていて,比較的容易に通り抜けできる.ところが,人通りの疎らな大邸宅脇の通りの場合,歩道の途中で雪掻きを止めていて先に進めない,一度車道に出て,雪掻きを済ませているところまで進み,再び,歩道に戻るという箇所を見かける(クリーブランド・サークルから9号線の間のChestnut Hill Avenue等).町の条例では,通りに面した建造物の所有者に雪掻きの責任があるのだが.

今日も,ペイトリオッツはNYジェッツとの遺恨試合に勝ち,無傷の14連勝,セルティクスも勝利.

2007年12月14日金曜日

ミッチェル・リポート

本業が忙しいので,当該報告書を読むことは諦め,仕事をしながら記者会見を聞いて済ませる事に.結局,法的拘束力を全く持たない調査だったので,現役選手は当該調査を無視する形で対応,よって彼等自身から事情聴取することはできず,よって,搦め手から攻めた模様.例えば,薬物の消費者であるMLB選手ではなく,供給側であるトレーナー等からの情報・証拠を積み重ねて全体像に迫るという形.よって,既に薬物提供のからくりが世間に露呈しているNYヤンキーズが槍玉に挙げられることになってしまった.よって,世間に知られていない供給路上にいた選手は当該報告書の名簿からすり抜けられたことになる.ダンマリを決めている薬物使用選手連中が仲間割れに至り,曝露合戦になれば,より実態が明らかになるだろうが,今のところ,その様な泥仕合になる様相は見られない.引退線上の選手は全面否定で逃げ切ろうとするだろうし(ロジャー・クレメンス),現役続行の選手(アンディ・ペティット)は,今シーズン当初薬物使用がばれたNEペイトリオッツの選手のように,常套言い訳(ケガ回復促進のために判断を誤った)でファン・メディア・業界の許しを乞うだろう.

13日木曜日午後の同報告書公開記者会見以前,boston.comのレッド・ソックス関係板あたりでは,RS現役・元現役の選手名が堂々と貼り付けられていた.蓋を開けてみると,噂のRS現役・元選手は見当たらず,同報告書中,NYヤンキーズの選手絡みの情報濃度が濃かったので,彼等がスキャンダル好きのメディアの注目を浴びる羽目に.ESPNの見出しも,当初はクレメンス・ペティットしか並べていなかったが,その後PC的に,元RSのガニエを追加したのには笑ってしまった.

2007年12月13日木曜日

ニュー・イングランドの冬 其の一

今日は午後から豪雪になるというので,自宅で仕事をすることを朝一で連絡.予想外に降雪の始まりは早く,午後一時過ぎにカミサンが帰ってきた頃には積もり始めていた.カミサンの話では,今日の豪雪予報について,彼女の職場では余り知らない・気にかけていない連中が多かったとか.その後,例のMLBの薬物使用実態調査をまとめたミッチェル報告書の記者会見からMLBコミッショナーの記者会見と共に雪はズンズン降り積もり,結局20センチ以上の積雪となった.

後で知った事だが,この日の朝,Tのボイルストン駅でグリーン・ラインの電車が衝突事故を起こし,朝十一時過ぎまでバスによる代行運行をしていたとか.何時も通り出勤していれば,電車ではなく,バス或いは徒歩で通勤した方が早かったに違いない.最近は,3kgの17インチMacBook Proを持ち運ぶ羽目になったので,膝をかばう余り,昔のように運動を兼ねた50分の徒歩通勤は流石にできなくなったが.

この日,ボストンの殆どの学校・職場が午後から帰宅可となったが,帰宅ラッシュ前に降雪となり,チャールズ河を渡るだけの平日ならば数十分の通勤がノロノロ運転で数時間になったとか.或る悲惨なスクール・バスなど,児童が帰宅できたのが夜も更けた11時だったとか.今日日のガソリン代高値安定の時期に,数時間のノロノロ運転で路上でガス欠に至り,車を放置してことから,渋滞が更に深刻になった所もあったようだ.この為,州の豪雪対策が甘かったのではないかと州政府批判されていた.後知恵的には,この日は朝から休校にするなどの思い切った対策に踏み切ればよかったのかも知れないが,降雪もなく,寒さも和らいだ穏やかな薄曇のという今朝の天気からすれば,降雪がもし比較的空振りに終わった場合,州の対策は大げさ過ぎたと後で批判されることを恐れたのかも知れない.

2007年11月17日土曜日

Eddie Palmieri Latin Jazz Band コンサート at Scullers Jazz Club 11月17日

先日のコンサートでの失敗による憂さを晴らす為にカミサンが選んだのが、ラテンジャズの大御所Eddie Palmieriのラテン・ジャズ・バンドによるScullers Jazz Clubでの今夜の公演だった.このクラブの欠点は,フェンウェイ球場ではないが,ステージ前に柱があり,席運が悪いと演奏者が見えないことがある.今夜当たった席は,当該柱後方の単独二人掛け高椅子で,件の柱はステージ上のピアノを隠すのみ,演奏者全員を正面から見ることが出来た.ラテン・ジャズと[素うどん]ならぬ素ジャズの違いは,やはりリズム・セクションのティンバレスとコンガの存在で,曲自体もラテン系の踊りに合わせ易い点だろうか.アングロの客が過半数を占めているのか,演奏中,席を立って踊りだす輩は殆どいなかった(唯一の例外が,左隣の席に座っていたオバハンで,素ジャズ的曲以外は,終始多動児状態で,一人で踊りながら,席間を流浪していた).公演が始まる前,右隣に座った客のコートの襟が後方のテーブル上の御品書きを倒して,蠟燭グラスにかかり焦げたが,小火には至らず,事無きを得た.公演後,ホテルを出たところで,州警察のパトカー数台に遭遇,タクシーの衝突事故があった模様.

ストロー・ドライヴからBUに抜ける出口は標示が悪く,ボンヤリしていると見逃してしまうことが多いが,今日は無事右折(ちなみに,翌日のボストン・グローブ紙ではボストン近辺の道路標示の劣悪さを報じていた).

2007年11月11日日曜日

波士敦 今昔 Boylston Street(Back Bay付近) 11月11日

午後から波士敦市内はコプリィー近辺で,昨年末に開店した本屋チェーン店Borders, City Sports, Filene's Basement等を廻る.Downtown Crossing駅のFilene's Basementが今年9月に改装のため閉店となった為か(再開店は2年後の予定),以前と比較して一段と混み具合が増した気がしたが,米国は現在,感謝祭前から始まる贈答の季節の真っ最中なので,なんとも言えない.City Sportsでは,RS関連物を眺めてみたが,岡島のTシャツは見当たらず.ハインズ・コンヴェンション・センター付近では,今日閉幕のBoston Career Forum 2007帰りと思われる日本人参加者を多く見かけた.

コプリィーと同センターの間のボイルストン通り沿いの店舗並びも,波士敦に流れ着いた90年代末とは様変わりしたところが沢山ある.寿司屋の牛浜はなくなり(今はSamuraiという店屋へ),ダック・ツアーの水陸両用トラック乗り場やShawsはハンチントン街側に移動し,乗り場の跡地は都市再開発の最中で,中層ビルの外壁工事が始まっていた(国際ホテル・グループのMandarin Oriental, Bostonで,来年夏にオープン予定らしい).

此の週末の地元スポーツ界の話題は,ペドロイヤが9月に左手首の骨に罅割れを発見されていたにも関わらずWS終了まで手術せず試合に出場していた事.セルティクスの開幕後無傷の5連勝など.因みに,明日はALルーキー賞の発表日.

2007年11月10日土曜日

感謝祭週末の準備 11月10日

昨年に倣って今年も感謝祭祝日(22日)週末の食事は,近所のWhole Foods謹製の御食事セットで済ませることして,同店で注文.カミサンによると,値段に大差はないが,去年オマケで付いていたディザート物等が今年は含まれていないとか,やはり,ここにもインフレの波.

感謝祭の週,親元を離れて大学に通う米国人大学生は大抵帰省あるいは旅行,働いている者でも帰省して親に顔を見せることが多く,同祝日前後の米国人の移動は,日本人の盆・正月休みの帰省に相当する一大行事と言える.同祝日は,日本の嘗ての元旦という感じで,あのハンバーガー店のMACでさえ休店,外食の機会は,事前予約のホテル等でのディナーでもない限り,ほぼ無理となる.日本の御節料理と同じで,祝日前に料理を沢山作っておいて,木曜日以降の週末の食事は残り物で済ませて,家族との団欒,フットボール等のTV観戦,金曜日以降ならばクリスマス向けの特別セールに直行という行動パターンとなる.

岡島・松坂とも11月中に帰国予定と日本のメディアで報じられていたが,22日の感謝祭祝日を米国で過ごしてから帰国してもらいたいものだ.RS所属一年目なので,感謝祭週末にコミュニティー・サーヴィスとか慈善行事に参加するのは未だ無理かもしれない.しかし,少なくとも同祝日の静かな街の雰囲気とか,知人・友人宅に招待されて(或いは自分がホストになって)七面鳥料理等の伝統料理を賞味することは体験してもらいたいものだ.