2007年11月17日土曜日

Eddie Palmieri Latin Jazz Band コンサート at Scullers Jazz Club 11月17日

先日のコンサートでの失敗による憂さを晴らす為にカミサンが選んだのが、ラテンジャズの大御所Eddie Palmieriのラテン・ジャズ・バンドによるScullers Jazz Clubでの今夜の公演だった.このクラブの欠点は,フェンウェイ球場ではないが,ステージ前に柱があり,席運が悪いと演奏者が見えないことがある.今夜当たった席は,当該柱後方の単独二人掛け高椅子で,件の柱はステージ上のピアノを隠すのみ,演奏者全員を正面から見ることが出来た.ラテン・ジャズと[素うどん]ならぬ素ジャズの違いは,やはりリズム・セクションのティンバレスとコンガの存在で,曲自体もラテン系の踊りに合わせ易い点だろうか.アングロの客が過半数を占めているのか,演奏中,席を立って踊りだす輩は殆どいなかった(唯一の例外が,左隣の席に座っていたオバハンで,素ジャズ的曲以外は,終始多動児状態で,一人で踊りながら,席間を流浪していた).公演が始まる前,右隣に座った客のコートの襟が後方のテーブル上の御品書きを倒して,蠟燭グラスにかかり焦げたが,小火には至らず,事無きを得た.公演後,ホテルを出たところで,州警察のパトカー数台に遭遇,タクシーの衝突事故があった模様.

ストロー・ドライヴからBUに抜ける出口は標示が悪く,ボンヤリしていると見逃してしまうことが多いが,今日は無事右折(ちなみに,翌日のボストン・グローブ紙ではボストン近辺の道路標示の劣悪さを報じていた).

2007年11月11日日曜日

波士敦 今昔 Boylston Street(Back Bay付近) 11月11日

午後から波士敦市内はコプリィー近辺で,昨年末に開店した本屋チェーン店Borders, City Sports, Filene's Basement等を廻る.Downtown Crossing駅のFilene's Basementが今年9月に改装のため閉店となった為か(再開店は2年後の予定),以前と比較して一段と混み具合が増した気がしたが,米国は現在,感謝祭前から始まる贈答の季節の真っ最中なので,なんとも言えない.City Sportsでは,RS関連物を眺めてみたが,岡島のTシャツは見当たらず.ハインズ・コンヴェンション・センター付近では,今日閉幕のBoston Career Forum 2007帰りと思われる日本人参加者を多く見かけた.

コプリィーと同センターの間のボイルストン通り沿いの店舗並びも,波士敦に流れ着いた90年代末とは様変わりしたところが沢山ある.寿司屋の牛浜はなくなり(今はSamuraiという店屋へ),ダック・ツアーの水陸両用トラック乗り場やShawsはハンチントン街側に移動し,乗り場の跡地は都市再開発の最中で,中層ビルの外壁工事が始まっていた(国際ホテル・グループのMandarin Oriental, Bostonで,来年夏にオープン予定らしい).

此の週末の地元スポーツ界の話題は,ペドロイヤが9月に左手首の骨に罅割れを発見されていたにも関わらずWS終了まで手術せず試合に出場していた事.セルティクスの開幕後無傷の5連勝など.因みに,明日はALルーキー賞の発表日.

2007年11月10日土曜日

感謝祭週末の準備 11月10日

昨年に倣って今年も感謝祭祝日(22日)週末の食事は,近所のWhole Foods謹製の御食事セットで済ませることして,同店で注文.カミサンによると,値段に大差はないが,去年オマケで付いていたディザート物等が今年は含まれていないとか,やはり,ここにもインフレの波.

感謝祭の週,親元を離れて大学に通う米国人大学生は大抵帰省あるいは旅行,働いている者でも帰省して親に顔を見せることが多く,同祝日前後の米国人の移動は,日本人の盆・正月休みの帰省に相当する一大行事と言える.同祝日は,日本の嘗ての元旦という感じで,あのハンバーガー店のMACでさえ休店,外食の機会は,事前予約のホテル等でのディナーでもない限り,ほぼ無理となる.日本の御節料理と同じで,祝日前に料理を沢山作っておいて,木曜日以降の週末の食事は残り物で済ませて,家族との団欒,フットボール等のTV観戦,金曜日以降ならばクリスマス向けの特別セールに直行という行動パターンとなる.

岡島・松坂とも11月中に帰国予定と日本のメディアで報じられていたが,22日の感謝祭祝日を米国で過ごしてから帰国してもらいたいものだ.RS所属一年目なので,感謝祭週末にコミュニティー・サーヴィスとか慈善行事に参加するのは未だ無理かもしれない.しかし,少なくとも同祝日の静かな街の雰囲気とか,知人・友人宅に招待されて(或いは自分がホストになって)七面鳥料理等の伝統料理を賞味することは体験してもらいたいものだ.

2007年11月9日金曜日

RSファンという生き方 Fever Pitch(米映画2005年)[邦題:2番目のキス] 11月9日

ボストンという土地と縁が出来てしまったのは十年以上も前の1994年だったが,当時は単に成田空港に向かうための中継地で,90年代末に再渡米後の定住地域になるまで,RSに関しても球団名を知っている程度だった.その後,ボストン近在の年数が増すに従い,RSに関する情報も厚みを増し,RSN市民の精神構造は阪神タイガース・ファンのそれと類似点が多いことを悟る.週刊SPA!に「できるかな」を不定期連載中の漫画家西原理恵子の仕事仲間に新保信長という大阪は梅田の生まれで東大卒の流し(フリー)の編集者がいる.彼は身体の何処を切っても黄色と黒の阪神汁が出ると宣ふ程の阪神タイガース・ファン.彼の著書『タイガースファンという生き方』(1999年)には,西原理恵子が描いた漫画「阪神ファン新保くんとわたくし」が載せられていて,《阪神タイガース・ファン》の真骨頂が要領良くまとめられている[因みに,当該漫画は西原理恵子の『できるかな リターンズ』(2000年)に再録された].2004年10月まで,RS Nationの市民の生き様は,この新保信長氏の生き様と多分に重なっていて,先月職場の同僚に無理矢理貸付られてDVDを見る羽目になった米映画Fever Pitchの主人公Benもその様な一人として描かれている.この映画については制作中から地元ニュース等で知っていたが,米国のボストン或いはニュー・イングランド以外の土地ならまだしも,RS Nationの御当地で糊口を凌がせてもらっている者としては,身の回りにBen相当の現物が数え切れない程いるので,何を今更作り話に金を出して観る必要があるのかと相手にしていなかった.以下は,映画鑑賞後の感想のまとめ.

Benを演じる男優がBoston生まれでない(ボストン訛りで喋れない?)ので,主人公の彼は幼少の砌,両親の離婚でNJからボストンに移住という前置きを設定して此の問題をクリアー(映画の狂言廻しのナレーターはボストン訛りで喋っていた模様,例えば,グリーン・モンスターではなく,グリーン・モンスタ)

1980年のフェンウェイ球場が登場したが,現在のグリーン・モンスタの彼方此方にある広告は全く無し(これは当時のRSオーナーの意向だったようだ),勿論,数年前に建て増しされたグリーン・モンスタ上の雛壇席も無し,当時の試合の記録映像(画質が非常に悪い)を填め込んでいた.細かい話になるが,2004年のシーズン終了まで,球場脇のCITGO大看板は電光掲示ではなく照明ライトで上から照らす形式だった.1980年の試合前打撃練習のシーンでは,NESNのRS解説で御馴染みのJim RiceとDennis Eckersleyが当時の選手として出演.また,地元放送局のスポーツ担当記者等の馴染みの顔も登場していた.

DVDオマケの制作者のコメントによると,2004年WSの優勝シーンは,第4戦に一か八かで急遽出向いて,運良くリアル・タイムでの優勝シーン撮影に成功したもの.当該映画は20世紀フォックス制作だったので,Foxグループ系で2004年のWSを中継していた地上波放送網Foxと上手く折り合いがついて撮影OKになったのかも.DVDに含まれていたRS選手のコメントの中には,MLB駆け出しのユーキリスが現在馴染みの髭無しの姿で登場.後日NYヤンキーズに移ることになる,当時髭面でcaveman的容貌だったジョニー・デーモンが,RSの顔として映画の各所に登場していたことが,今は昔の物語.

Googleして当該映画の邦題が「2番目のキス」であることに吃驚.この意訳は,亡き坂本九の「上を向いて歩こう」が米国その他でSUKIYAKIと言う曲名に化けた水準までは至っていないが,もう少し捻りのある邦題が有り得たのでは?

2007年11月7日水曜日

公称値versus実測値 11月7日

今週の日曜日,ボストン・グローブ紙を読んでいたカミサン曰く,[公式選手年鑑によると?]オルティーズとボンの体重がほぼ同じ,マニーの身長は6フィート,信じられる?昨夜日本のZakZakのスポーツ記事を読んでいると,RSと契約更新したシリングの体重条項がやはり言及されていて,彼の公称体重107キロに疑問を呈していた.2007年のWS時の彼のシェイプと2004年WSのそれと比較すると,今シーズンは関取風に肥っていたことは明らか.体重は軽めに,身長は高めに,サバを読んで自己申告するというのは,野球選手の習いなのだろうか,この点に関しては,何となくWWE(World Wrestling Entertainment)的なものを感じてならない.

高校3年の時,クラスに野球部員がいて,夏の甲子園予選用に発行された選手名鑑では,彼の身長は170センチとなっていた.しかし,クラス内の運動部所属の彼のダチ達は,彼が70を切っていることを知っていて,サバを読んでいる云々と名鑑を見ながら言っていた.彼以外のレギュラー選手は皆170以上あったので,彼の自尊心が168とか169と申告することを許さなかったに違いない.

ところで,先日触れた,NESNの番組で流れていたベケットのWS優勝後のダンスの件,RSファンサイトCENTER FIELD(www.outincenterfield.com)の今日付けのポストには,証拠のヴィデオ・クリップが張り付けられていた.

2007年11月6日火曜日

雨漏りのグリーン・ライン電車 11月6日

今朝は出勤時間が遅れて,雨足が強くなった状態でT待ち.現在,Tのグリーン・ライン(日本の路面電車)には3世代の車輛が揃い踏み状態で,最も古いものは米国製,次が,今季ロッキーズで活躍した松井稼頭央の出身地である東大阪市に本社がある近畿車輛のもの,最新がイタリア製.日本ではまずありえない話だが,雨や雪の日に古い型の電車は雨漏りしているものが珍しくなく,今日乗車した車輛(近畿車輛製)も後部で水滴が引切り無しに落ちていた.また古い車両の席によっては,駆動モータの振動がモロに座席に伝わり,気分が悪くなるということもある(自転車並みの時速20km程度で運行していて,乗り物酔いになるという不思議な話).当初の計画は,旧型車輛全車を当該イタリア製車輛で取り替えるという野心的なものだったが,結局,予算不足で,最も古いモデルを全車引退させることも出来ず,先に述べた三世代揃い踏み状態が解消されていない.

今日のボストン・スポーツ界の最大の話題は,シリングのRSとの翌年度契約成立.シリング自ら減量の努力目標の条項を契約書に入れたとか.日本の大相撲的表現で行くと,シリング関の引退興行は昨場所所属したRS部屋が従来通り仕切って,彼の引退の花道を用意することになった,というところだろうか.

2007年11月5日月曜日

ベケットが約束していたWS優勝後のダンス

出勤後,職場のドアに貼っていたRS応援紙ボードを丸めて,次シーズンまでクローゼットに収納.帰宅後は,DVDに録画していたRS関係の番組をDVD-Rに落とすなど,頭の切り替えの真っ最中.其の最中,先週末から放映している,NESNのRS週報番組Red Sox Report最新版を見ていると,WS優勝後の球場内でのRS祭りの映像中(14分頃)に,WS後に踊ることを約束していたベケットが球団関係者(コーチ?)と社交ダンス・モドキをしているものがあった.彼の喋りを聞くと,確かに,優勝後のダンスの約束果したぜ,と言っている(彼の踊りの相手にさせられた人は如何にも迷惑そう).RSファン・サイトであれこれ予想・期待していた優勝後のダンス,やはり,ボンのように,ピンで堂々と踊ってもらいたかった.残念.

2007年11月4日日曜日

新サマー・タイムの終わり 11月4日

今日の深夜2時に時計の針を一時間戻して,夏時間は終わり標準時間へ.今年は,新サマータイムの一年目,即ち,従来の夏時間を前後それぞれ1週間延長するもので,新夏時間は3月に始まり,11月に終わることになる.この変更は数年前に決まったばかりなので,それ以前に製造された電子機器の時刻設定に問題を起こしているようだ.例えば,使っているパナソニックのDVDレコーダーは,従来どおり,先週の日曜日から標準時間を始めてしまい,これに気づくのが遅れて,先週月曜日には平日朝録画していた日本語番組をミスしてしまった.

昨日の荒天から一変して今日は穏やかな晴天,用事があってTでレチメア駅まで.最後にレチメア駅に行った時には地上にあったGreen LineのNorth Stationは,既に地下に移っていた.地上にあった頃の同駅は塗装は至る所で剥げかけるなどボロボロ状態で目も酷いものだった.

その後,今日新装再開店した近所のStop & Shopへ.波士敦近辺で代表的なgrocery storeチェーンと言えば,Shaw'sとStop & Shop,食料品の質に拘りを持つ消費者ならば,Whole FoodsとTrader Joe'sとなるだろうか.Whole Foodsは日本のメディアで流れた情報によると松坂・岡島両家御用達らしいが,比較的新鮮な魚介・肉類を(専門店に出向かず)近場で入手したいならば此処で決まり.但し,庶民の世帯の味方である,日曜版のボストン・グローブ紙に差し込まれている大手食料品等の製造会社提供割引クーポンは,後者のTrader Joe'sでは使えない(多分,Whole Foodsも駄目かも).後者の2社は一般ブランド物は殆ど置かず,自社開発・ブランドものを専門に売っているので,全国・地方メーカーの割引クーポンが使えるものが此れと言って無いのだが.

Trader Joe'sには,日本のスナック菓子や食料品のコピィ物が置いてあり,この為,結構ポーター・スクエアーにある寿屋の純日本製品の御世話にならずに済んでいる.カルビーの枝豆風スナック菓子は同社製の現物が売られていて,コピィー商品としては,日本の米菓子系の物(例えば,アラレ),サツマイモ・チップ,冷凍かき揚げ(天汁もどきのタレがついているが,照り焼きソースという感じ),雪見大福モドキの冷凍大福,冷凍枝豆などなど.日本製でない,プラスティック製丼の即席うどんモドキも売っているが,怖くて試したことは未だない.前出のStop & ShopやShaw'sあたりでは,ヒスパニック系御用達ブランドGoyaの食料品は必ず並んでいるが,日本物の定番はキッコーマンの醤油と日清とマルチャンのラーメン物くらいだろうか.菓子ならば,グリコのポッキーは,最近両チェーンとも,エスニック菓子コーナーで売っている.野菜については,椎茸・モヤシは上記4食料品店全てで販売,白菜と大根も,生鮮野菜に力を入れていないTrader Joe's以外の3チェーンでは常備されるようになった.

2007年11月3日土曜日

Nor'easter来襲 11月3日

今日は日本では文化の日=快晴の日という印象があるが,波士敦はNor'easterで雨模様.雨が降れば湿度が60%以上では,という日本的思い込みは当地では通用せず,湿度計を見るとなんと40%,なるほど喉が渇くはずだ.昨夜はセルティクスが勝ち,今夜のブルーインズは兎も角,明日パッツが勝利して白星街道を驀進してくれれば,当地のスポーツ・ファンにとっては嬉しくて堪らない一週間だろう.しかし,2004年にRSがWSで優勝した直後の日曜日にパッツは破竹の連勝記録を止めてしまったという前例があるので,パッツ・ファンにとって,明日の試合は気になるところ.ただ,2004年のシーズン後の2005年のスーパー・ボウルでは見事に優勝しているので,この前例は気にしなくて良いはずでは.

20世紀初頭のRSに黄金時代があったように,最近低迷中のセルティクスにも栄光の歴史が1960年代前後にあった.波士敦がある麻薩諸塞(マサチューセッツ)州はバスケット・ボール発祥の地(より正確には,同州西部にあるスプリングフィールド市)なので,同地でのバスケット・ボールへの熱も高いのではと,外部の人間は推量するかもしれないが,RSに腰を入れすぎているのか,他のスポーツへの感情的入れ込み度合いは,RSに比較すると格段に落ちる.パッツがスーパー・ボウルで初めて優勝した2002年頃からを振り返ると,強いチームにファンが集まるという傾向で,確かにパッツ・ファンの底辺が拡大した印象を受けるが,それでもRSに対するあの宗教的というか信心的な入れ込みの境地には至っていない.

江戸時代の川柳に花形力士の待遇をを羨んだ「一年を十日で暮らす良い男」というものがある.NFLの場合,通常のシーズンの試合が16試合,それに対してMLBの試合数は10倍以上の162試合(2007年).シーズン中,週一勤務と週休1日程度の勤務では,それを見ている(刺激に曝露されている)観客の感情的入れ込み・高ぶりに差ができるのも,やはり,理の当然か.明日までにRSのWS関係等新聞その他のメモラビリアを整理して,頭の切り替えをしなくては.

Caetano Velosoのコンサート at Orpheum Theatre (11月2日)

今夜のコンサートはボサノバ・ファンのカミサンとの約束で,数年前クーリッジ・コーナー・シアターで放映されていた映画Orfeu(1999年)の音楽を担当したのも彼,同映画中には如何にも取って付けた感じのスラムの屋上で彼がギター演奏しているシーンがあった.コンサート前にボストン・ヘラルド紙サイトに彼へのインタヴュー記事があり,軽く見出しをながめると,"experimenter"という語が目に付いたが,記事全体を読まずにパス.今となっては,ここで記事を確り読まなかったのが間違いの始まりだったかも.ボーダーズでRS関係の雑誌特別号4冊購入後,夕食をマックで手早く済ませて,8時20分前に劇場に行くと,既に長蛇の列で,列の最後はパーク・ストリート駅出口辺りまで伸びている.後で分かったのだが,照明機器の故障で準備が遅れて,開場が遅れたらしい.ボストンの劇場は大抵古びた内装がそのままで,床・座席等を交換した程度の改修でお茶を濁しているいが,同劇場は,その水準にも至っていないという悲惨な状態.座席番号が磨耗して読めない,一部の席は折りたたみ椅子で代用等という有様.

入場後30分以上待ってもコンサートは始まらず,関係者の御詫び挨拶も約束破りに終わり,演奏が始まったのは9時前だった.カミサンは,彼の今までの音楽傾向から,アコースティック・ギターのメロウな弾き語り中心の演奏を期待していたが,大空振り.前出のインタヴュー記事に書かれていたのだが,彼は最近ロック系の音楽に入れ込んでいる模様で,演奏題目も一曲だけがアコースティック・ギターの弾き語り,あとはエレキでのロックのみ,彼の音楽実験のギニー・ピッグに.おまけに,観客の質も最低で,前の座っていた娘・母(?)は演奏中に大声で駄弁るは,ビールを床にこぼす有様.沢山の客がビールを飲んでいるためか,矢鱈と席を立つ連中が多かった.不思議なことに,普通のコンサートの冒頭にある御決まりアナウンスには,禁煙の条は有ったが,撮影禁止とははっきり言っていなかったので,観客は演奏中写真・ヴィデオの撮り放題.一人頭50ドル弱を払ったので一階の舞台に近い席でVelosoは良く見えたが,舞台に置かれたスピーカーの前で,ロック調のコンサートだったため,プラス・マイナス・ゼロ.客はボストン近在ブラジル人が大多数という感じ,選曲は兎も角,有名自国音楽家のコンサートなので,馳せ参じたという趣だった.木枯らしも吹かず,雨天でなかったのが唯一の救い.

今夜は,地元NBAチームであるセルティクスの地元開幕戦で,コンサートの帰りのTには緑色系の衣服をまとった連中が多数.帰宅後,TVニュースを見れば,RSの関係者(選手はウェイクフィールド・タコビィー・デルカーメン・バックホルツ等)が同開会式にWSトロフィーを持参・披露したらしい.今夜の深夜TVでは,RSのマニーがNBCのジェイ・レノのショウへ,オルティーズは,後続のコナンのショウに登場.先日CBSの深夜ショウに登場したボンが,オルティーズがBedazzler云々と暴露したため,オルティーズ着用のジャケットの背中には,期待を裏切らず,ビーズの蠍(蠍座生まれ)があった.

Bedazzlerの和訳をgoogle等探したが,2ちゃんねるのTV通販板辺りに「ビーダズラー」という語あっただけ.ボストン・ダート・ドッグズのサイトには,11月1日付けで,Bedazzlerの公式サイトのパロディーが掲載されていたが此れは秀逸.