2007年11月3日土曜日

Caetano Velosoのコンサート at Orpheum Theatre (11月2日)

今夜のコンサートはボサノバ・ファンのカミサンとの約束で,数年前クーリッジ・コーナー・シアターで放映されていた映画Orfeu(1999年)の音楽を担当したのも彼,同映画中には如何にも取って付けた感じのスラムの屋上で彼がギター演奏しているシーンがあった.コンサート前にボストン・ヘラルド紙サイトに彼へのインタヴュー記事があり,軽く見出しをながめると,"experimenter"という語が目に付いたが,記事全体を読まずにパス.今となっては,ここで記事を確り読まなかったのが間違いの始まりだったかも.ボーダーズでRS関係の雑誌特別号4冊購入後,夕食をマックで手早く済ませて,8時20分前に劇場に行くと,既に長蛇の列で,列の最後はパーク・ストリート駅出口辺りまで伸びている.後で分かったのだが,照明機器の故障で準備が遅れて,開場が遅れたらしい.ボストンの劇場は大抵古びた内装がそのままで,床・座席等を交換した程度の改修でお茶を濁しているいが,同劇場は,その水準にも至っていないという悲惨な状態.座席番号が磨耗して読めない,一部の席は折りたたみ椅子で代用等という有様.

入場後30分以上待ってもコンサートは始まらず,関係者の御詫び挨拶も約束破りに終わり,演奏が始まったのは9時前だった.カミサンは,彼の今までの音楽傾向から,アコースティック・ギターのメロウな弾き語り中心の演奏を期待していたが,大空振り.前出のインタヴュー記事に書かれていたのだが,彼は最近ロック系の音楽に入れ込んでいる模様で,演奏題目も一曲だけがアコースティック・ギターの弾き語り,あとはエレキでのロックのみ,彼の音楽実験のギニー・ピッグに.おまけに,観客の質も最低で,前の座っていた娘・母(?)は演奏中に大声で駄弁るは,ビールを床にこぼす有様.沢山の客がビールを飲んでいるためか,矢鱈と席を立つ連中が多かった.不思議なことに,普通のコンサートの冒頭にある御決まりアナウンスには,禁煙の条は有ったが,撮影禁止とははっきり言っていなかったので,観客は演奏中写真・ヴィデオの撮り放題.一人頭50ドル弱を払ったので一階の舞台に近い席でVelosoは良く見えたが,舞台に置かれたスピーカーの前で,ロック調のコンサートだったため,プラス・マイナス・ゼロ.客はボストン近在ブラジル人が大多数という感じ,選曲は兎も角,有名自国音楽家のコンサートなので,馳せ参じたという趣だった.木枯らしも吹かず,雨天でなかったのが唯一の救い.

今夜は,地元NBAチームであるセルティクスの地元開幕戦で,コンサートの帰りのTには緑色系の衣服をまとった連中が多数.帰宅後,TVニュースを見れば,RSの関係者(選手はウェイクフィールド・タコビィー・デルカーメン・バックホルツ等)が同開会式にWSトロフィーを持参・披露したらしい.今夜の深夜TVでは,RSのマニーがNBCのジェイ・レノのショウへ,オルティーズは,後続のコナンのショウに登場.先日CBSの深夜ショウに登場したボンが,オルティーズがBedazzler云々と暴露したため,オルティーズ着用のジャケットの背中には,期待を裏切らず,ビーズの蠍(蠍座生まれ)があった.

Bedazzlerの和訳をgoogle等探したが,2ちゃんねるのTV通販板辺りに「ビーダズラー」という語あっただけ.ボストン・ダート・ドッグズのサイトには,11月1日付けで,Bedazzlerの公式サイトのパロディーが掲載されていたが此れは秀逸.

0 件のコメント: